白磁青華蘭草文角甁
  • 年代

    朝鮮

  • 材料

    陶磁器 - 白磁

  • 番号

    東垣 425

『東垣李洪根蒐集名品選』陶磁編 図64

 瓶の表面が八面に角づけられた八角瓶だ。角の部分がそれほど鋭くないので、純朴な感じを与える。このような形の瓶は朝鮮時代の中期に多く作られて、朝鮮時代の後期になるほどに胴がいっそう膨らんでいく。
文様は雪のように白い胴に薄い青華で蘭を描いた。全体的に余白を広く取って、必要な部分にのみ簡潔に描き上げるこのような技法は、朝鮮時代中期(17世紀~18世紀中盤)に制作された白磁青華の特徴だ。
釉薬は京幾道広州金沙里の窯址で見られる純白色で、比較的均一にかけられ、全面に微細で均等にひび割れた貫入が見られる。高台の內底を薄く削って、畳付と高台の內底の釉薬を拭き取って砂の小塊を当てて焼き上げた跡が残っている。