白磁青画雲龍文壷
  • 年代

    朝鮮

  • 材料

    陶磁器 - 白磁

  • 寸法

    高53.9

  • 番号

    徳寿 4073

この作品は18世紀後半の分院里官窯の製品と思われる。口縁が短く立っており、胴部の上部がパンパンに膨れ広がっており、胴裾で次第にすぼまる器形で、サイズが非常に大きく、堂々とした安定感が溢れている。雲の中を勇ましく飛んでいる龍二匹を写実的に、そして唐草文と如意頭文、蓮弁文を華麗に装飾しており風格がある。風格がある姿から判断するに王室用に製作されたようである。いにしえから想像上の動物である龍は、神聖と吉祥を意味し、とてつもない力を持つ動物として認識されており、君主を象徴していた。朝鮮時代の壷に描かれた龍の足の爪は三本または四本のものが大部分で、このように足の爪が5本に表現された例は非常に珍しい。