名品30選

高麗時代の銅鍾(鐘)としては最大の作品。音筒(龍頭の横にある円筒装飾)の表面が5段に分れ、花文がほどこされている。鐘の上帶と下帶には連珠文をめぐらせ、その内には宝相華唐草文を表す。鐘身下部には、鐘を打つ場所(撞座)と飛天像を交互に配している。また鐘身には位牌形の枠に「聖居山天興寺鍾銘統和二十八年庚戌二月日」の銘があり、1010年に天興寺で製作されたことが分かる。
高麗時代の銅鍾(鐘)としては最大の作品。音筒(龍頭の横にある円筒装飾)の表面が5段に分れ、花文がほどこされている。鐘の上帶と下帶には連珠文をめぐらせ、その内には宝相華唐草文を表す。鐘身下部には、鐘を打つ場所(撞座)と飛天像を交互に配している。また鐘身には位牌形の枠に「聖居山天興寺鍾銘統和二十八年庚戌二月日」の銘があり、1010年に天興寺で製作されたことが分かる。