国立中央博物館は訓民正音の発布574周年を迎え、2020年10月7日~2021年3月31日、テーマ展<ハングルで分かりやすく解説した歴史物語>を開催します。この度の展示は国立中央博物館が2004年から編纂しました『歴史資料叢書』の研究成果を基に博物館が所蔵しております歴史資料の内容を興味深く解説し、青少年をはじめとして一般の皆さんに歴史に対する関心を高めて頂くために準備しました。漢字や昔のハングルで書かれた歴史資料をハングルで易しく、面白いコンテンツと併せて解説する展示です。
o 展示期間: 2020.10.7.(水)~2021.3.31.(水)
o 展示場所: 常設展示室 中近世館 朝鮮2室
※ 常設展示館はコロナ19のため、事前予約制で運営しております。
オンラインで事前予約した後、観覧が可能になります。
(当日予約人員が満たなかった場合に限り、入場券発券後、入場可能)
o 展示概要
1部: ハングルで分かりやすく書いた朝鮮時代の財産分割『国の法を違反したノルブ』
- 姉と弟が財産を均等に分けた16世紀の分財記: 韓武卿(姉の配偶者)と権徳応(弟)の和会文記
- 祭祀を行う長男がより多くの財産を相続した18世紀の分財記: 金八貢の妻・李氏の許与文記
2部: ハングルで分かりやすく書いた思悼世子の墓誌銘『思悼、その名前に秘められた思い』
- 英祖が自ら書いた思悼世子の墓誌銘
- 英祖が作った思悼世子玉印(国立古宮博物館所蔵、ユネスコ世界記録遺産)
- 正祖が作った思悼莊獻世子玉印(国立古宮博物館所蔵、ユネスコ世界記録遺産)
3部: ハングルで分かりやすく書いた正祖の書簡綴『正祖の密かな手紙』
- 正祖が沈煥之に送った手紙
沈煥之に辞職願を書くように指示した手紙
上奏文の初稿を作成し送った手紙
4部: ハングル小説を通して見る『朝鮮の本屋』
- スタディセラー
確認された異本だけでも120種を越える『春香伝』
史上初のハングル創作小説『洪吉童伝』
- ベストセラー
肅宗、仁顕王后、張禧嬪にまつわる物語をモデルにした『謝氏南征記』
屈辱的な丙子胡乱を勝利の物語として描いた『朴氏伝』(国立ハングル博物館所蔵)