国立中央博物館、龍山へ移転して二千万人目の入場客
  • Date2012-08-24
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国立中央博物館龍山へ移転して二千万人目の入場客

国立中央博物館龍山移転して観客2千万人突破

- 子供とともに訪れたオム・ジヨン氏が2,000万人目の入場客

 

 国立中央博物館(館長・金英那<キム・ヨンナ>)龍山(ヨンサン)へ移転・リニューアルオープンした20051028日から69カ月目の201287()1040分頃、2,000万人の観客を突破した。

 この日、2,000万人目に入場した観客は子供とともに博物館を訪れたオム・ジヨン(1973年生まれ、京畿道光明市在住)氏である。オムさんは「国立中央博物館を訪れたのはこれで三回目。このような幸せなプレゼントが待ち受けていたとは夢にも思わなかった。まだ夏休みの旅行に行っていないが、景品で済州道往復航空券を頂いているので家族みんなで旅行に行きたい」と述べた。

 2,000万人目の観客であるオム氏には、金英那博物館長が月壷、済州道往復航空券(大韓航空2)、博物館の図録などを贈呈した。2千万人目になれなかった前後の5人、計10人の観客には残念賞としてパスポート手帳が与えられた。残念賞には日本人と韓国系アメリカ人の3人も含まれている。

 一方、2,000万人記念イベントの前に行われたラッキー賞抽選会で当たった5人には、螺鈿漆器箱と螺鈿筆箱が贈られた。

韓国人五割訪問。博物館の教育・文化プログラムにも100万人以上が参加

 観客2000万人突破は、龍山へリニューアルオープンして以来69カ月という短い時間に成し遂げた成果であり、100年を超える韓国の博物館の歴史において大きな一歩である。また、韓国にも気軽に訪れることのできる世界的レベルの文化空間ができたという点など、韓国の文化政策においても大きな意味を持つ。

 観客の詳しい統計を見てみると、開館して間もない20052006年を除く2007年から年平均観客増加率は9.4%であり、とくに外国人観客10.1%、こども博物館の観客13.1%など、全般的に増加し続けている。

 また、国立中央博物館は開館以来、韓国人の高まった文化へのニーズに応えるだけでなく、学問的成果を深め、116回の展示(世界文明展8回、企画特別展32回、テーマ展76)を開催した。

 さらに、博物館の主な役割である博物館教育の活性化にも努めた結果、77万人が博物館教育に参加した。節日の秋夕(チュソク、韓国のお盆)など時期別文化イベントとジャズフェスティバルなどの文化公演が当博物館において約380回開催され、26万人が参加した。

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