トルコ文明展「イスタンブールの皇帝たち」企画特別展を開催
  • Date2012-04-30
  • Hit 5553

トルコ文明展「イスタンブールの皇帝たち」企画特別展を開催

 

• 期間:201251()201292()

• 場所:立中央博物館・企展示室

• 展示品:アレクサンドロス大王の頭像、コラン箱など152187

• 主催/主管:立中央博物館KBS、釜山博物館

• 後援:文化体育観光部、NAVER(広報後援)

• 協賛:POSCO、大韓航空、国民銀行

 

 

国立中央博物館(館長・金英那(キム・ヨンナ))は、2012年、韓国トルコ修交55周年を記念し、「トルコ文明展:イスタンブールの皇帝たち」の企画展示をKBS、釜山博物館と共催する。本展は、東西の文明が交錯し、様々な宗教と文化が花開いたトルコの文化遺産が一覧できる韓国ではじめての大規模展示であり、トルコ文明の真髄に触れる展覧会である。

 

今回の展示は計4部によって構成されており、紀元前3000年頃アナトリア時代から19世紀オスマン帝国の時期まで、トルコの歴史全般に渡る遺物が展示されている。そのため、トルコ・アンカラ所在のアナトリア文明博物館、イスタンブ考古博物館、トルコイスラム美術博物館、トプカプ宮殿博物館の、4つのトルコ国立博物館に所蔵されている文化財152187点が厳選された。

 

1部「古代文明とヒッタイト帝国」では、紀元前3,000年前、トルコ・アナトリア古代文明からの神話と伝説について取り上げる。触れる物がすべて黄金に変わったという神話で有名なミダス王は、フリギアの王だったが、そのフリギア時代に作られた銅製の水瓶、トロイの木馬で広く知られているトロイ時代の金の耳飾、鉄製の強力な武器を持っていたヒッタイト帝国のハットゥシリ1世の文書などを通じて、トルコ古代文明の発展史が窺える。

        

2部「アレクサンドロスとヘレニズム世界」はアレクサンドロス大王の東方への遠征を契機として、トルコ全域へと広がったヘレニズム様式のギリシャ・ローマ文明の発展史を、夢見るエロス、アレクサンドロス大王など、美しい彫像を通じて窺うことができる。

 

3部「コンスタンティヌスと東ロマ帝国」は、コンスタンティヌス大帝がコンスタンティノープルを建設し、初期キリスト教文化が発展していた東ロマ帝国を取り上げている。東ロマ帝国ビザンチン様式のメダル、聖物、コンスタンティヌス大帝の頭像などが展示される。

 

4部「オスマン皇帝、スルタンでは、世界制覇したオスマントルコ(1299-1922)強力力、そして絶対権力者だったスルタンの地位、自由統治理念づいて強大になっていったオスマン帝国の華やかで美しい文化財が展示される。とくに、コンスタンティノープルを占領し、イスタンブを建設して発展を始めた1453年から19世紀までのオスマン帝国の遺物を一覧することができる。

 

「トルコ文明展:イスタンブの皇帝たち」は、目覚しい発展を遂げていたトルコの歴史を、その文化財を通じて直接見ることにより、当時のトルコ人とイスタンブルの皇帝が享受していた煌びやかな生活の一部を体験するきっかけになると期待している。

 

 

詳細ページへ 

File
  • File