収蔵品

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鴨形土器

  • 時代

    原三国

  • 出土址(詳細)

    慶山市

  • 素材

    土製

  • 規模

    高さ 32.5cm

鳥は昔から穀物を咥えてもってきてくれるということで、集落に安寧と豊饒をもたらすといわれ、天の神と地の呪い師を繋ぐ媒介者として認識されてきた。韓半島では青銅器時代(紀元前10世紀~紀元前4世紀)から鳥の形をした遺物が多数発見されており、中でも鴨の遺物がとくに多い。水鳥の鴨は韓国に渡来する代表的な渡り鳥である。天、地、水の中で活動でき、卵を多く産むという生態的特性をもっているため、万物の媒介者、春に種まきをし、秋に収穫する農耕の周期性、多産のイメージとも関連性がある。

この土器は、それぞれ慶山(キョンサン)造永洞(チョヨンドン)古墳群と蔚山中山里遺跡の木槨墓から出土した。体の中が空洞になっており、背中と尻尾の部分に穴が空いているので、酒のような液体を入れることができる。『三国志魏書』「東夷伝」には「以大鳥羽送死、其意欲使死者飛揚」という記録があることから、死者の魂を天に導く鳥として製作されたものと考えられる。葬儀のような儀礼に使われた後、副葬されたと見える。

ズームイン/アウ

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