収蔵品

青銅銀入糸蒲柳水禽文浄瓶

  • 時代

    高麗

  • 素材

    青銅製

  • 規模

    高さ 37.5cm

  • 国宝/宝物

    92

  • 番号

    本館-002426-000

浄瓶はインドではじめて使用された。『法華経』によると、本来は僧侶が常に身辺に備えるべき十八種の具(十八物)の一つだったのが、後に仏殿に供える水を入れる器として使われるようになったという。この浄瓶の形は、一般的な水瓶とは異質な形をしている。肩部には水を入れる短い注口が付いており、首の上には細い筒の形をした、水を注ぐ尖台がある。仏教の儀式が盛んに行われた高麗時代(918~1392)に特に多く制作された。

この水禽文浄瓶は、水辺の叙情的な風景が、糸のように細く銀で装飾されており、優雅な奇形の形から、当時の金属工芸のレベルが非常に高かったことが分かる。葦と柳の枝が風に揺れ、水鳥が遊んでおり、蓑を掛けた釣り人が舟から釣竿を垂れている水辺の風景、そして水煙が立ち込める丘の上の風景が、0.5mmの細い銀線で描写されている。現在は銀線が腐食して黒くなり、青銅の表面も緑の錆に覆われているが、作られた当初は濃い色の表面に白く輝く銀線がくっきりと映えて見えたはずである。

現存する高麗時代の金属製浄瓶はほとんど表面に文様が装飾されておらず、文様がある場合はほぼ、これと同様、銀線で水辺の風景が描写されている。この文様は金属製浄瓶、香碗はもちろん、青磁浄瓶や鉢などにも見られ、高麗時代に非常に流行していたことが分かる。

ズームイン/アウ

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